湯沢町のリゾートマンションは負動産とか腐動産などと呼ばれることがあります。なぜでしょうか?
全国各地にリゾートマンションがあります。その中にはかなり格安な価格で売り出されているマンションもあります。
しかし、湯沢町のリゾートマンションはその中でもかなり格安なマンションがあります。なぜでしょう。
その理由は、いくつかの要因の組み合わせによるものですが、2種類に分けられます。
1つは他のリゾートマンションと共通するもの、もう1つは湯沢町に特有のものです。
他のリゾートマンションと共通する理由としては次のものがあります。
1.そもそも、居住用では無い。(リゾートマンションなので、当たり前ですが、利用価値が下がると居住用マンションより売られやすいです。)
2.多くがバブル期に建てられた。(バブルが弾ければ、値下がりします。)
3.所有者が高齢化している。(新築時に購入できた人はある程度の高所得者、既に住居を持ちローンは完済、または完済まじか、多くは50歳から60歳代でしょう。その方々は現在は70歳から80歳代になっています。利用頻度が減る、お亡くなりになるなどで売りだされます。)
4.リゾート利用なので所有者のマンションに対する管理意識・関与度が低い。(管理組合が機能していない、管理委託会社にたいする監理が行き届かない。そのため、建物・設備の老朽化が進み資産価値が低下しがちです。)
湯沢町に特有の理由として
1.マンションの数が多い。(バブルの時期は東京都湯沢町などと揶揄されました。中古マンションの売り出しが増えると、需要を上回り価格が暴落します。)
2.観光の中心が、スキー・スノーボードと温泉。(スキー・スノーボードの減少と温泉大国日本の各地に存在するライバル温泉。リゾート利用の価値の低下により中古マンションの買い手が減りました。)
3.豪雪地帯である。(スキー・スノーボードの愛好者には嬉しいが、その他の人には冬の生活が困難。定住利用の需要が少ないです。)
これらの理由に加え、マンションの立地などの条件が重なり、格安物件が多数な状況になっています。